「1990年の少年」駄文の実験場

妄想の日々を文書化しブログに流し込む事にしました。例えるなら脳内のトイレです。

アンパンマンのパン工場はなぜ山奥にあるのか

今日のテーマはアンパンマンである。

まず手始めに、アンパンマンパン工場について考えてみたい。

このパン工場であるが、人里離れた山の中にあるというイメージであるが、果たしてなぜパン工場が山の中にあるのであろうか、まずはその理由について検討してみる。

パン工場は「工場」なのだから、原材料を効率よく運び入れる事ができる拠点に立地するべきであろう。また、町へ効率良く「パン」を提供する必要性からも、交通の要所となるべき用地に立地している必要性がある。

現状のパン工場の交通の利便性はどうであろうか。このパン工場は、町から離れた場所にあり、起伏が激しく舗装されていない山道を登った先の場所に立地している。

現在の立地では、パンの原料を町から仕入れる時、山の中の道を通ってパン工場へ車で運搬する必要がある。そして焼き上がったパンは、また同じ道を逆に山を下り、町へ運搬されるという流れになる。これでは物流効率の観点では、非常に悪いという事がわかる。

ここまでの記載内容で、パン工場とはとても「工場」とはかけ離れた施設であるという事がわかるだろう。

実際に、あなた達が良く知っているパン工場の従業員を思い出して欲しい。
パン工場で勤務するのは、男性1名、女性1名、犬1匹、パンマン1名である。

ここで、パンマンとは何か?という事であるが・・・

私もわからないのでこの考察はまた別の機会にしたい。

おそらく「パンマン」というインターフェースがあり、そのアタッチメントとして「アンパン」「カレーパン」「食パン」の3種類のパンマンが存在してるのだと考えられる。

今後、この3名のパンマンを合わせて呼ぶときは「3パンマン」と呼称する事とする。

さて話をパン工場に戻すが、このパン工場では日夜、男女の職人が、パンマン用の「顔」を製造しているという事は周知の事実である。

また工場には人語を解する犬も存在しており、時にパン製造などにも関わっているような描写が見受けられる。

このように、パン工場の中で行われているのは、人造顔の製造と、遺伝子操作された犬の生体実験だという事がわかる。

さらに作品の時系列が進むにつて、新たな事実が判明する事になる。「アンパンマン号」の存在である。

アンパンマン号とはアンパンマンの顔の形を模した戦闘用車両である。有事の際は、敵との戦闘行為を行うため前線に配置される。

前線に配備されていない場合、この車両には別の使命が与えられる。この車両の中でパンマン用の「顔」が製造されるのである。

顔の中で、顔を作っているのである。

まさに、ここで、今、新しい「顔」、作ってますよ!という顔をしているのである。

なにかこの「顔」というものはこの作品に重要なモチーフとなっているようである。
さしずめ、この作品の面白さは、顔99%、ストーリー1%くらいの割合であろうか。

さてこのアンパンマン号であるが、通常はパン工場の地下に保管されている。
そして、実はパン職人だと思われていた男性によって、この先頭車両が開発されていたという事もしだいに明らかになって行く。

これらの事により、このパン工場の男性に関しては「パン職人」「遺伝子学者」「メカニック」という3つの属性が付いているという事がここに判明する。

さあ、勘のいい諸君ならお分かりであろう。

この物語は、かつて遺伝子学者として夢を持っていた男性の物語である。

いつしか夢かなわず現実に打ちのめされ、人里離れた山の中でパン職人として生きて行く事になる、。それでもいつしか夢を忘れきれずに新たな動きをみせる。

男は、遺伝子操作により新たな生物を創造したのである。

「カバ男」である。

そしてさらにこの男、パンと機械を融合させたのである。

これは「アンパンマン」である。

この研究は人目に触れてはいけないものであった。決して町の中では行えない研究であった。

だから山の奥にパン工場を立てたのである。